アイディア


走行中のクルマの状態を知るためのデータの収集など
考えつかなかった時代であるから、実際に走ることで確かめるしかなかった。

クルマを走らせても、そこそこに走れば満足したのでは、
どのように改良したらよいかのアイディアは出てこない。

しかし、ドライブすることの面白さを体感することができる人が
実際的な技術の素養をもっていれば、試行錯誤のなかで道が見いだされるはずだ。

しかし、そんな人はそう多くはいない。
バッソールは、そんな類い希な才能を持っていた。