コストカッター


最初のうちは、コストカッターといわれたゴーンは、
日産の経営改善のために取引先との価格交渉などで
従来の日産では考えられないコスト削減に取り組んだ。

日産の場合は、系列メーカーとの取引が多く、
コスト意識に欠けていても済んでいたものが、
ゴーンの登場によって断固とした改善を迫られた。

それは劇的な効果を上げることができたわけだが、
日本人経営者にはできなかったことであろう。

しかしながら、その程度のコスト削減は、
トヨタが長年にわたって実施し続けていることだった。